村越板金: 藤枝市 岡部町新舟の「板金屋」2代目です はちまきで、頑張っています 新築工事はもちろん、改修工事・雨漏りの修理も致します 藤枝 焼津 島田 吉田 静岡方面に出没させていただきます 建築板金2級技能士 ・アーク溶接特別教育・高所作業車運転技能講習・特別職長教育 /:藤枝板金組合所属

縦樋

縦樋   ※各写真をクリックし拡大してご覧ください。 

縦樋は丸型と角型があります。

丸型

丸型も45・60・75・90 縦樋比較45-60-75とあります。

呼称の「45・60」は、直径を表しています。 が、必ずしも その寸法かと言うと少し違います。以下、呼称と実際の直径を比較してみます。
「45→45φ」「60→60.4φ」「75→75.5φ」「90→90φ」と、なっています。

他の樋メーカーさんも、最小の樋の大きさは、違いますが、呼称は「60・75・90」と呼び、実際の寸法は、違っています。

この「呼称は、同じで 実際の直径が違う」が、お客様の勘違いを呼び「容易に他社の縦樋同士 つながる」と、思われているようです。

この背景には、水道工事などに使われる 樋の塩ビ部分が厚い「VU管」「VP管」が「JIS規格」で どこのメーカーとでも「結合」できることにあるのではないかと思います。

  • 少し話は それますが、この「JIS規格 管」の色。昔は、「グレー」だけだったのですが、「ミルクホワイト」とか、「アイボリー」とかカラーバリエーションが増えましたのて、ご参考にしてください。

この「JIS管」と住宅用の縦樋も、基本的にはつながりません。
ただ、メーカーによって「差し口が合う」とか「受け口が合う」場合があります。

ちなみに、呼称の「60・75・90」ですが、尺貫法による「2寸・2寸5分・3寸」から、きています。(2寸→60.6mm)

排水能力(角軒樋参照)が、「1.6」以上の樋に対しては、合わせる縦樋の大きさによって、樋の排水能力も変わってきます。

一般の住宅には、「60・75」が使われます。「75」を使えば、軒樋の基本排水能力を そのまま維持できます。

耐候性は、半丸軒樋よりも ある と表示されています。

色は、種類によってそろえられる色が違います。詳しくは、パナさんのホームページを見た方が早いと思うのでリンクしておきます。右をクリックしてください。「パナソニック丸縦樋カラーバリエーション

角型  S30

最近の住宅には、角型の縦樋が多く用いられるようになりました。
洋風のお宅が増えている関係でしょうかね。

パナさんの角縦樋は、「PC30」と写真の「S30」があります。

大きさのバリエーションは、ありません。
「S30」はS30しかなく、一回り大きい(S45)とかは、ありません。

外観は、「PC30」「S30」も 60の縦樋と同じ幅になります。排水量は、「0.3」ポイントほど角縦樋の方が多くなります。 S30(比較値なのでポイントと呼ばせてもらいます)

また、当然ですが、他社の角樋と合いませんので、ご了承願います。

  • 政府筋の自由競争って やつかな?

自分の所は、同じ角樋でも安価な「S30」を多く使います。

漏斗は、角縦樋用の漏斗がありますのでそれを用います。
ドレンも同じように角縦用があります。

耐候性は、角軒樋と同等の耐候性を持っています。

角縦樋の色も種類によってそろえられないものもあります。詳しくは、パナさんを見た方が早いので右にリンクしておきます。クリックしてご覧ください。「パナソニック角縦樋カラーバリエーション

デンデン

縦樋を固定する器具を「デンデン」と言います。いわれは、分かりません。自分的には、「デンデン太鼓」に似ているからかな。と、思っています。デンデン比較

外壁に釘を打つように留める「打込み」と「L足」 L足・打込み 屋根用の「はいといデンデン」があります。

自分の所は、カラーステンの打込みを主に使います。
L足の方が単品ですと安いのですが、締結するビスと合わせるとやや高価になりますので。

デンデンも「ガルつかみ」と言う 仮止めできるタイプが でき 便利になりました。縦樋仮留め図

留め具の間隔は、外壁だと、1m以内。屋根用だと2m以内で取付けるようにしています。

色は、S30・60丸縦樋用デンデンは、すべての色に対応できます。
PC30と、45・75・90用のデンデンは、対応色が限られていますので、その都度、ご相談ください。

くさり樋

雨水を落とす時、縦樋の他に「くさり樋」を使う場合があります。

原理は、文字通り「鎖」の様に組まれた「輪っか」を伝って雨水が落ちていきます。

玄関などの少量の雨水を取る時に使います。そのため、見栄えがいいように、「飾りを付け」豪華にしている種類が多いです。

しかし、落ちてくる途中の雨水が、風などで吹き飛ばされ、かえって玄関が汚れたりするので、最近では、あまり使わなくなりました。


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