屋根について
屋根について ※各写真をクリックし拡大してご覧ください。
- 屋根に使用する鋼板の厚みの基準は、
ガルバリウム鋼板など→0.35mm
ステンレス鋼板・銅板→0.3mm
88折板→0.6mm
から と、なっています。
成型機械の関係または、形状の関係で、最低成型厚が、代わってきます。
- 詳しくは、使用する鋼板についてを クリックして情報をご覧ください
屋根の改修について
別のページで詳しく説明して荒れますので、そちらをご覧ください。
- 文中の「改修について」をクリックしてください。
成型小波/屋根
成型小波は、色・板厚長さを指定して成型します。そのため、継ぎ目なしで施工できるのが特徴です。
しかし、勾配にもよりますが、あまり長尺になると、水下に水が集中し、山の高さを超え、雨漏りの原因になってしまう場合があります。
この場合、右の大波で、施工することをお勧めします。
価格は、安価で施工できます。
成型大波/屋根
成型大波も、色・板厚・長さを指定して成型します。流れ方向で10尺を超えるような、大きな屋根に向いています。
山の高さは、スレートと同じくらいの高さです。本来、笠付で長めのステン釘で留めますが、自分は、ステンのビスで、留めています。
価格は、小波よりは高くなります。
桟葺き
昔からある施工方法です。 瓦棒葺きとも、呼ばれています。
現場で比較的簡単に成型でき、色・板厚も自由に選べます。
安価では ありますが、大工さんに、桟木を打ってもらったりするので、全体的に見ると、そこそこ掛かります。
そのためか最近、下の製品に押され気味です。
加工しやすく施工する側としては、やりやすい製品です。
エバールーフ
エバールーフも、長尺で、施工できますが、横に長い屋根の場合、熱伸縮の関係で、6m以内で発注しています。これにより、ジョイントが必要になり、少し割高になってしまいます。
先を引っ掛けながら施工していくので、釘が隠れ雨仕舞、外観は、いいのですが、屋根の勾配は、3寸以上ほしいです。
価格は、少し高めですが、見栄えはいいです。
太陽光発電のパネル土台を設置するにも便利です。
自分のところは、唐草と面板巻・破風板巻を「一枚板」で、加工することにより、強度を付け、強風対策をしています。
また、面板・破風板をハゼ組することにより、重なりの膨らみによる隙間を作りません。
HG333
桟葺きに代わってできた施工方法です。これも色・板厚・長さを指定して成型します。
パチンと はめ込みながら施工するので、釘が見えなく外観がすっきりします。
ただ、あまり勾配がノロいと先端で水が回ってきてしまい、雨漏りの原因になってしまいます。
- 成型の会社に改良を求めていますが、向こうも都合があるようで、未だになされていません。
役物も専用の物を使うので、やや高めかもしれません。
折板88
折板は、製品自体が家の構造材に値する丈夫な製品です。
雨仕舞もよくステンの0.6mmで施工すれば、「一生もの」だと、自分は、思っています。
工場の屋根に使われる様に思われますが、住宅にも多く使われています。
しかし、屋根裏が狭いので屋根の熱が下の部屋に伝わりやすい事と、 これは、金属屋根全般に言えることですが、雨の音が結構するそうです。
価格は、そこそこしますが、それだけの価値は、あると思います。
折板166ハゼ
折板166ハゼの工事が終わりました。
この施工方法は、「インシュレーション工法」と言い、二重葺きにの間に断熱材を入れることによって、トタン屋根特有の暑さからの回避を狙った工法です。
作業の進行状況を順を追ってご覧ください。
まだ、桜が残っている4月上旬に建て方を行いました。
雨にたたられて、思うようにタイトフレームの施工ができませんでした。
室内になる部分だけ、インシュレーション工法で施工します。
二重葺きとなる上屋根のタイト代わりの金具を取付けました。
断熱材を敷き詰めていきます。
こんな感じで敷き詰めてみました。
敷き詰めが終わりました。ビニールが巻いてあったので、グラスウールを施工する際のちくちくすることは、ありませんでした。
断熱材が舞って行ってしまうのを防ぐため、テープを張り巡らせました。
上屋根の施工が終わりました。後は、外壁終了後にケラバを巻くようにします。
下から見た画像です。こちらも、外壁終了後に面戸を取付けます。
インシュレーション工法は、かなりの断熱効果が期待できます。
明り取り(ポリカ)
ポリカーボネイト樹脂でできた、塩ビ板に代わる材料です。塩ビ板より耐用年数は、長く、丈夫です。
- 6尺から12尺までの定尺物です。
- 『瓦屋根の上に作られた、ベランダの屋根を、ポリカのステンフック留めで施工した際、台風の時、ベランダごと飛んで行ってしまい、大工さんに「先に、屋根が飛ぶようにしないとだめだろ」的なことを、言われたことがあります。』
価格は、同じ定尺物の小波施工よりかかってしまいます。
一文字葺き(平葺き)
板金屋の真骨頂とも言える銅板屋根・一文字葺きです。
高価なので、玄関などの庇のみに用いられる事が多いです。
最近は、スライドして組んでいく施工方法も確立されてきました。
酸性雨の関係で銅板の屋根が、減ってきましたが、ガルバ鋼板やステン鋼板でもできますので、ご検討ください。
ここに紹介した以外の製品
屋根材は、ここに紹介した以外にも たくさん種類があります。
正直、自分が まだ施工したことのない 製品の方が多いくらいです。
そんな製品も 村越板金は、豊富な経験を基に
チャレンジして 施工していきますので、よろしくお願いします。